Appleが、次世代高速モバイル通信規格である5Gの実用化に向けた研究を進めていることが、米連邦通信委員会(FCC)に提出した申請書から明らかになった、と米メディアBusiness Insiderが報じています。
Appleから米FCCへの申請内容が明らかに
Appleが現地時間5月23日、「ミリ波」と呼ばれる高周波数帯を使った5G通信実験の許可をFCCに申請していたことが、FCCの公開した資料で明らかになりました。
実験に使用される周波数帯である28GHzと39GHz帯は、FCCが昨年、5G通信の商業用利用を向けに許可した周波数帯と一致しています。
通信は、Appleの本社のあるクパチーノと、近郊のミルピタスの施設で行う計画で、実験の実施期間は「12カ月を超えない範囲」とされています。
米メディア9to5Macは、研究から製造までの期間を考慮すると実験期間が短いことから、Appleが今年中に5G対応製品を出荷する意図はなく、単なる技術的検証が目的だろう、とみています。
Appleの申請書には、通信実験の目的について「将来、5Gワイヤレスネットワーク上でのデバイスの動作に関する技術的情報の取得」と記されています。
自動運転を支える技術としても期待の5G通信
下り通信速度が最大5Gbpsの超高速通信が利用可能となる5Gネットワークは、スマートフォンだけでなく、Appleが公道での実験を進める自動運転において、カメラやセンサーが取得する大量のデータを瞬時に処理する技術の基盤としても期待されています。
次世代のモバイル通信である5Gネットワークの実用化に向けて、ソフトバンク、ドコモ、KDDIといった日本の大手各社ほか、アメリカなど世界の主要キャリアも、2020年頃の一般向け実用化を目指して研究を進めています。
また、iPhoneに搭載されているLTEモデムのサプライヤーであるIntelやQualcommも、5G対応モデムチップを2017年から2018年にかけて出荷する計画を明らかにしています。
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